老化するとなぜ肌はたるむのでしょう
年齢とともに肌弾力の元である、真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少し、肌細胞を作り出す力も衰え、表皮も薄くなっていきます。
このように、年齢を重ねるとだんだんと肌が薄くなってきてたるが出てくるのです。
それから紫外線や活性酸素など様々な外的な要因が加わり、肌がしぼんでたるみにつながります。
たるみの原因を知って阻止していきましょう
筋肉と真皮層の衰え
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層からなっていて、更にその下で支えているのが筋肉です。
表皮は、わずか0.1~0.3ミリです。この中に細胞が重なり合っています。
新しい細胞が古い細胞を押し上げ、表皮の一番上の角質層までたどり着いたら古い細胞がはがれ落ちる仕組みになっているのです。(その周期は約28日位)
真皮には、血管・汗腺・皮脂腺があります。
「コラーゲン」「エラスチン」といった肌のハリや弾力に大きく影響するタンパク繊維もこの部分にあってここがダメージを受けたり年齢によって痩せて細くなってしまうとたるみとなるわけです。
皮下組織には脂肪細胞が集まっています。
細胞が多くなればポッチャリ顔になりやがて加齢とともにそれがたるみにつながります。
ハリや弾力がある肌は、コラーゲン線維の方向が複雑に絡み合った立体的な網目構造となっています。
ハリや弾力のある肌では、この網目が一定の間隔をあけて存在しているのに対して、ハリや弾力のない肌では網目が増えすぎて、皮膚組織の柔軟性をなくしてしまいます。
真皮層はその下にある脂肪層も支えています。つまり表皮の部分と皮下組織を支えている状態なのです。
この脂肪層は20歳前から徐々に減っていき、真皮層も30歳を過ぎたころから衰え始めます。
そうすると肌を支える力が弱まり、たるみが起こってくるわけです。
この三層の一番下にあるのが筋肉でこれこそが顔の土台となるのです。
土台が弱ければ当然、上の三層のバランスが崩れたるみ等の原因になるわけです。
顔のエクササイズで筋肉の弾力を失わないようにし、たるみを阻止していきましょう。